Yes,butの精神
私は人の目を気にするあまり、自分の思ったことをはっきり言えない欠点があります。いわゆる「長いものには巻かれろ」の精神が強く、自分が違うと思っても大勢の意見に流されやすい傾向があります。しかし、大学在学中のアメリカへの留学を経て、その点を少し克服できるようになりました。
日本人と比べ、欧米人は物事をはっきり言うという印象があるかと思いますが、長期間彼らと接するうちに、彼らは決して自分の言いたいことだけを言っているわけではないということが良く分かりました。彼らは相手と違う意見を言う前に必ず、「なるほど。あなたの意見も一理ある。でも私は○○という理由で違うと思う」と、相手の意見も認めているという姿勢を忘れません。相手を否定するために自分の意見を言うのではなく、「相手の意見を尊重しつつ自分の意見も参考にしてもらう」という意識が身に付き、留学前に比べると圧倒的に自分の意見を伝えられるようになりました。