物事の顛末を事前に予測する慎重さがあります。
私は元来、慎重な性格をしていますが、仕事においては特に、その性質が長所として働く場面が多いと自覚しています。
ひとつ例を挙げますと、私は前職において、大きなプロジェクトの実行チームの一員として仕事を任されたのですが、
皆が大きな利益を見込んで浮足だっているところ、何か問題があるのではないか、何かリスクを見過ごしているのではないかと思案を巡らせ、
実際に、放置していればたいへんな問題を生む計画の穴を発見し、上司に進言、プロジェクト始動前に軌道修正を図ることに成功しました。
私は、これまでの自分自身の人生の失敗などを教訓に、ある行動を取れば先々でどのような結果を生むか、
ある行動を取らなければ、最終的にどのようなリスクが発生するかを常に考えるようにしているので、先程の事例のような気付きに至れたのだと思います。
人生は時に、勢いと直感で動かなければならないこともありますが、こと仕事の場面においては、
それも、まだまだ現場レベルで仕事をこなしていく立場の人間としては、減らせるリスクを事前に予見し、
最大限、抜け漏れのない完璧な状態で仕事を進められるように環境を整えることが出来る能力は、役に立てられるものであると考えています。