慎重過ぎる性格が返って仇になります
私はよく人から「慎重過ぎじゃないか」と言われることがあります。小さいころからそのことで、よく人から指摘を受けることがありました。
小学生のころでは、美術や工作などで、完全なものを追求するあまり、授業の時間内で作品を仕上げることができずに、先生からは時折注意を受けることがありました。
また、高校のころには「優柔不断だ」と友達からはよく誤解されることがありした。しかしこれは、慎重過ぎるあまり、判断がなかなかつかずにいることが多かったためで、実は、いい加減に決めてしまいたくないという気持ちからだったのです。
こうしたことは、社会に出てからも、時々私の心を悩ませるところではありました。慎重過ぎる私の性格が仇となったこととして、次のようなことがありした。
例えば、任されていた企画のプレゼンで、相手に自分の企画の素晴らしさを十部に伝えたいという気持ちから、慎重に構え過ぎてしまい、非常に細かいところまで言及しようとするあまりに、持ち時間を超過してしまいました。
またある時には、製品原料の取引先候補の中から、取引先を決める際に、通常は慣例やこれまでの実績だけで決めていたものを、候補会社の経営状態や、幹部の経歴まで調べていると、前任者から「そこまでやるのか」と呆れられてしまいました。
このように、小さいころからの習慣で、ことを慎重に構え過ぎるという点で、よく人からの指摘を受けることがありますが、この点については、今後はもう少し臨機応変に対応できるように、心がけていこうと思います。