コミュニケーションを大事にしています。
私は昔、自己主張が苦手で保守的な人間でした。
自分の考えと異なる事があっても、自分さえ我慢をしていれば、周りが楽しく笑っていてくれれば嫌われもしないし、いつか自分にも返ってくると思っていました。
”徳”と”得”をはき違えていたのかもしれません。
しかし現実は、都合の良いように使われてしまったり、居ても居なくても同じ存在となり、”自分がない”からっぽの人間になりかけていたのです。
その事に気づいたのは、友人とおしゃべりをしている時に鏡に映った自分の顔でした。
『私はなんて顔をしているのだろう』
目が笑っておらず、泣きそうな顔に見えたのです。
咄嗟に顔を押さえました。
こんな顔の友達は嫌だと、自分で自分に思ったのです。
そして、自分が楽しめない、笑えない事は、周りを楽しませる事も、ましてや幸せになんてする事もできないのだと気づいたのです。
相手の気持ちをまず受け止め、その中で自分の気持ちや意思を伝えていく、コミュニケーションのキャッチボールを心掛けていくというところから始めました。
それはもちろん最初は簡単な事ではなかったですが、
今はそんな中で生まれた人との繋がりやコミュニケーション能力は、自分にとっての財産です。
これからもちょっとした己の変化に気づき、表現していく事の勇気も大切な事であると考えております。