慎重すぎて、損をする
今の職務もそうなのですが、弊社が取り扱っている商品のプライシング作業があります。
このプライシングは基本、同業他社の価格・サービスを調査して当社のものと比較した上で、週単位で仕入れ値が変動する為日々決めているのですが、
同業他社の値段だけを考慮しがちになり、低めにつけすぎたりする事があります。 なぜなら、他社の商品へ簡単に乗り換えられる品物であり、一度顧客が他社へ乗り移ると
なかなか戻ってこないからです。
一度、他へ乗り移られた事があり、その恐怖から自然と利幅が少ない金額をつける事が多々ありました。
しかし、最近ではその失敗も利幅を最大に伸ばす為に必要と考えました。結果、今では利幅は昨年の利幅と比較すると4%の利幅増となりました。
当然ながら、繰り返し調査項目を増やし、時には失注した時もありましたが、ここまでなら値段を上げれると自分自身で納得した上で価格改定をし続けた結果です。
つくづく思いますが、利幅は大きいものにはそれだけのリスクがあります。どんなことにも言える事でしょうが、失敗を積み重ねる事により的確な判断ができ、改善できる点があるのではないかとおもいます。