周りに目をくれずに努力します
私は大学で○○部に所属しておりました。○○については友人に誘われて大学から初めての挑戦でした。私は勉強もスポーツも慣れるまで人の倍以上時間を要することが多く、○○部に所属してまもなく、1年目は特に自分自身で目標を立てるわけでもなく、当然試合に出ることもできませんでした。
そして2年目に入り、新入部員が入部してきました。練習を一緒にしていく中で、上手なのはともかく、練習に取り組む姿勢がとてつもなく真剣だなと感じた部員が目につきました。その部員が気になった私は、練習終わりに、「練習中すごい真剣だね、かっこいいね」と素人感丸出しで声をかけました。すると彼女から「私、実は高校2年の時に○○部に入部して、みんなからの遅れを取り戻そうと猛烈に頑張ってたらいつのまにか努力する癖がついたんですよ」と言われました。この言葉が私の「初心者だからしょうがない」と思い続けて部活に取り組んできたことがどんなに甘かったのかを痛感させられました。
その日から考え方が180度変わり、部活が終わった後には必ず自主練習を行い、寝る前にもインターネットで技術的な動画を見て知識としてインプットを繰り返しました。上達して試合で活躍してる自分を想像しながら、毎日ひたすら練習を積み重ねていった結果、練習で頑張ってた時の実力が認められ、練習試合に初めて出してもらうことができ、苦戦しながらも勝つことができました。その後も何度か練習試合を経験し、最終的に公式戦出場とはいきませんでしたが、控えのメンバーにまで上り詰めることができました。振り返ってみると、自分の努力で20人以上の経験者を追い抜いたんだなと、頑張った自分を褒めてあげました。
この経験で努力する癖が身につき、今でも毎日少しずつ何か勉強しないと気が済まなくなってきました。就職してからは先輩方や同期のメンバーに優れている方は多くおられると思いますが、最初の能力差は全く気にせず、とことん努力して成長していけることは、誰にも負けない私の武器です。