ひとつのセリフや単語に長く考え過ぎます。
私は、一つの作品をじっくり読むのが好きです。その小説の背景を考え、登場人物を深く掘り下げて訳していきます。
そのキャラクターが一度頭に入っでしまうと、つい夢中になってしまいます。一つのセリフを決めるのに1時間ほど考え込むこともあります。そのせいか、翻訳するのに少々時間がかかります。
また、その小説に没頭する余り、他の作品に手をつけず、納期が怪しくなりそうな時も確かにありました。そんな時は、食事と睡眠時間と引き替えに難を乗り越えました。でも、これでは良くないと自分でも分かっています。時間配分と割り切りが大切だと思います。これからは、それらを念頭に置いて訳したいと思います。
私は、作品を理解し、作家の思いを読者に伝えるのが翻訳者の使命だと思っています。ですから、作品の質を落とさず、納期を守り、翻訳していきたいと思います。