人一倍頑張って当たり前という重荷
私の短所は、責任感が強すぎるがゆえに、時に自分で課した負担に押し潰されそうになってしまうところです。
先述のとおり、私はチームの中心的役割を担って皆をまとめていくことに自信があると述べましたが、
そういった立場に立つ以上、私は常に人一倍頑張っていて当然だ、という意識が常にあります。
たとえば仕事で新規事業のプロジェクトリーダーを買って出た時、先行きの見えない毎日の中、
私は疲弊していく仲間を励まし、仕事を肩代わりし、なんとか事業を成功に持っていくことには成功したのですが、
振り返れば朝から晩まで休みなく働いていましたし、私自身の不安や焦燥は全てひとりで背負い込んでいるという自覚もありました。
これまでの経験では、無理やり走り切ったことで、結果オーライという形に持っていくことは出来てきました。
しかしそこには、常にリーダーである私が倒れてしまうというリスクがつきまとっていたことは事実で、
より俯瞰的にプロジェクトの成功確率を上げようと思えば、必ずしも賢明な判断だったとは言えません。
仲間の負担まで自分が背負う、リーダーとは常に最も大変な立場にあるものだ、という考え方は、どこかで改める必要があると思っています。
より柔軟に人を頼ることを覚え、弱さを見せる勇気を持ち、この短所を克服することで、私は本当の意味で良きリーダーになれるのではないかと考えています。