困っている人を放っておけない
私の短所は、責任感が強すぎるあまり困った人を見つけると放っておけなくなることです。
大学生時代の卒業研究では、同じ研究室の仲間とともに研究に明け暮れていました。私は良い指導者に恵まれ、順調に研究を行っていましたが、親しい同級生はなかなか研究が進んでいませんでした。同級生が困っていたのは、面接実験の参加者募集への応募が全くなかった点です。そこで、私は彼を手伝うことに決めました。
まずは面接実験の参加者を募るため、同級生の間で研究内容を周知しました。その上で、知り合いの人にも声をかけてもらうよう依頼しました。結果的に、彼の実験参加者を集めることには成功しました。
しかし、その後彼の研究室の教授から「面接実験の参加者募集は、研究者自身が主体となって行わなければいけない」と忠告を受けました。思い返してみると、彼から正式に依頼を受ける前から動き出してしまい、彼が乗り越えなければならない壁を、私が壊してしまったと気づきました。
困った人を助けたい一心で行動してしまった一件ですが、今後は「手助けがその人のためになるかどうか」を見極めて行動したいと考えます。