考えすぎて、すばやく動けない
私は慎重に物事を進める性格で、ついつい考えすぎてしまいがちです。
たとえば、出来立ての料理を提供する時。
先に体が動くタイプの人は、パッと取ってすぐにテーブルに置くことでしょう。
この時に、考えすぎるタイプの人は、
「ここを持つと傾いて料理のレイアウトが変わっちゃうかな。」
「3番テーブルにこの料理で合ってたっけ。」
などと、動く前にいろいろ考えてしまうのです。
急いでいるときには、この数秒の差が、相手を苛立たせることもあります。
さっと動けない自分が嫌になって悩むこともたくさんありました。
しかし、仕事をいくつか経験していくうちに、組織全体を考えることが大切だと思うようになりました。
誰にでも不得意な事はあります。私の場合は、考えすぎてしまってスピーディーに動けないことです。
でも、考えることで間違いに気づいたり、丁寧な仕事につながる時もあります。
さっと動ける人に動いてもらいながら、自分はしっかり考えて行動する。
そうすれば、組織としては、スピードと丁寧さのどちらをも提供できます。
自分の短所を理解したうえで、組織としてそれを補えるかどうか。それを考えることが大切ではないでしょうか。