必要に応じて人と交渉して状況を動かせる「社交性」
これまでさまざまなアルバイトを経験し、その中で違う年代の方と関わる機会も多くありました。
元々の積極的な性格も作用して、その場その場で慕われる存在になり、仕事上のことだけでなくプライベートでも関係を深め、頼られるようになっていきました。
ある日、バイト先のコンビニで雨で滑って転んでしまったお客さまがいました。
私とバイト仲間の数名が「大丈夫ですか?」と駆け寄りました。
幸いなことに大きな怪我ではありませんでしたが、足を引き摺っていたので、買い物袋を車まで運ぶのを手伝いました。
どこまで立ち入るべきなのか、そっとしておいた方がいいのか迷いましたが、そのお客さまの「ありがとうね」という笑顔を見てきちんと関わって、手助けすることができてよかったと心から思いました。
その後、店長に「コンビニの出入り口の床が滑って危ないので、シートを敷きませんか」と提案しました。
店長は、「昔からこのままだけど、今まで転んでいる人は見たことがない。今回はたまたまだろう。必要ない」という意見でした。
しかし、どうしてもあのお客さんのことが忘れられなかった私は、他のバイト仲間と結託して、副店長も巻き込んでもう一度店長に交渉しました。
その結果「安全のためにシートを貼ろう」という流れになり、今は雨の日も雪の日も安心してお店に入ることができます。
その後、店長にも感謝され、パートリーダーとして1年働きました。
さまざまな場面で周りとコミュニケーションをとり、必要に応じて状況を変えていくことができる力は、私の大きな強みです。