絶対にわかるはずだと信じて…。
学生時代にドラッグストアでアルバイトをしていました。
レジ対応と商品補充がメイン業務でしたが、将来事務職に就こうと考えていたため、社員の方々が担当している経理業務にも興味がありました。
そのことを伝えると「締め業務は社員がする仕事だから、入力業務はお願いしたい」と言ってもらえ、閉店間近になると事務所で入力業務を行うことになりました。
ある月末に社員の方が締め業務をしていた所、「ここの金額が合わない、どう処理しているの」と指摘を受けました。
慌ててチェック作業に入り、でも1ヶ月分をじっくりチェックしましたがどこが間違っているのかわかりませんでした。
閉店時間も既に過ぎ、施錠する社員の方も待たせてしまっていたので心苦しさと共に、焦りを感じ始めていました。
ですがここで焦り切ってしまっては見つかるものも見つからないと考え、努めて冷静になり、隅から隅までじっくりチェックし続けました。
するとある1ヶ所の処理が間違っていたことに気づき、そこを修正すると金額はピッタリ合いました。
社員の方も「よく頑張った、あなたの粘り勝ちだ」と褒めてもらえました。
正直投げ出したくなりましたが、「絶対どこかにミスがある、絶対にわかるはずだ」と粘り、時間はかかったものの問題を解決することができました。
それ以来物事を簡単に投げ出さず、集中して粘り強く対応することで道は開けることを学びました。