他人を信じて、短所を半分にする
私の短所は、少々マイペースなところです。
親から小さい頃、よく「もっと他人に合わせて行動をしろ」と叱られました。
私は物事を見聞きして、頭の中でよく考えてから動きに移すため、動き始めが人より遅い子だったのだと思います。
その後も、このマイペースな傾向は続いていました。
そんな中、高校で合唱部の部長になった際、先輩から「自分独りで考え込まず、他人が出来そうな事は、信頼して任せれば良い」と言われました。
これは大きな視点の変換でした。今まで自分は、相手の行動をランダムなものと考え、各々の場合について考えていました。
当たり前ですが、相手にも判断力があります。こちらはひとまず相手が期待通りに動くパターンだけ考えて、行動を始めれば良い。それなら、考える時間はずっと少なくて済みます。
それからは、例えば歩いていて向かいから人が来る時、相手も避けてくれるかも、と考えて半分だけ避けるような、そんな動きを心がけています。
考える事が悪いとは思わないのですが、仕事は時間で動いていますから、不必要に長く考え込むのは問題があります。
また、仕事はチームで成果を上げるものなので、相手の担当する仕事の中まで細かく考えるのは無駄になります。
まずは相手を信頼して任せられる部分を任せる事、それから通常の判断自体を早くする事、これらを心がける事で、動き出しの遅い短所を軽減出来ると考えます。
そして、物事を深く考えるという部分をいいとこ取りし、業務の品質を上げていくことで、御社に貢献していけると考えます。