気分屋を乗りこなしてメリットに変える
私は昔から気分屋と言われてきました。社会的には気分屋というと悪いイメージがあると思います。
私の場合は、もともと感受性が強く、感情的な反応が大きいのだと思っています。確かに一般的な人よりも気分の振れ幅は大きいです。喜怒哀楽の感じ方が強いのかもしれません。そのせいで大多数の人が当たり前にやり過ごすことであっても、気になって頭から離れないということがよくあります。
感受性の強さや感情の反応が大きいことは考えようによってはメリットにもなると思います。一般的には芸術の才能がある人は感受性が強く、内面的な感情反応が豊かだと言われています。
私の場合は子どもの頃から絵を描くのが好きですし、想像力を使ったり深く考えたりといった内面の活動が多いと思います。また、他の人が気づかないことによく気づいて驚かれることが多いです。このように少し違った視点をもって考えられる場合もあると思います。
それでもやはり、気分によって行動を変えるようなことは社会人としてはデメリットでしかなく、周囲の人も困惑すると思います。私は今まで、周囲の人に申し訳ないと思ったことが何度もあります。
気分屋のデメリットを最小限にするために私が気を付けていることは、まず自分の短所を受け入れることです。気分屋というのは生まれ持った性質という部分もあるので、過度に押さえつけて無くそうとするとストレスになり逆効果です。
私は気分屋であることを受け入れた上で、自分の気分が今どういう状態であるか常に把握できるようにしています。少しでも疲労やストレスを感じたらすぐにケアし、デメリットとなるような行動に移さないようにします。
このように私は気分屋という短所があっても、それをうまく乗りこなしながらメリットに変えていくこともできると思っています。