独りよがりにならない考え方
自分の考えを真っすぐに主張し続けてしまう部分があります。
私は以前まで、相手に気を使って意見を変えたりするよりは、自分の主張を貫き通す方がよいと考えていました。
大学のサークル内で部長が部員たちにアンケートをとる機会があったのですが、その回答方法が匿名性に欠けていると感じた私は、部長に匿名性の問題点を指摘してから、回答方法を変えてはどうかと提案をしました。
しかし、この回答方法は代々受け継がれているものだから、変えることは不可能だと返答されました。それでも私は意見を変えず、匿名性を守るべきだと真っすぐ主張しました。
結局回答方法は変わらずアンケートが施行されましたが、後日部長に話を聞くと、「匿名性に問題点はあるが、回答方法を変えると得られる結果も大きく変わる。そのバランスを考慮した上での決断だった。」と話してくれました。
その時に、私は自分が他のことに気を配るより、自分の意見にばかり執着してしまっていることに気付きました。
このことがあって以来は、自分の意見ばかりを信じるのではなく、他の物事の立場や状況も考慮するように意識しています。
また、結論だけでなくその根拠もしっかりと説明することで、意見の明確性を高めようと努力しています。