完璧主義が招いた悲劇。
私は、小さな頃から、完璧を追い求める性格です。
「テストでは、100点じゃないと気が済まない」「スポーツを始めると、1番じゃないと気が済まない」など、色んな面において、完璧を追い求めてしまいます。
この「~ではないと気が済まない」性格は、私の元々の「負けず嫌いな性格」が、大きく影響していたのかもしれません。
そして、この完璧主義的性格によって、人一倍の努力をし、ある程度の良い結果はもたらすので、私は「完璧主義は良い事だ」と信じてきました。
しかし、この完璧主義を継続し続けたことで、次第に多大なる弊害が出てきたのです。
「テストの事が気になりすぎて、夜も寝られなくなってしまい、体調を崩して、結局長期間勉強ができなくなった。」
「スポーツで友達に絶対負けたくないと、必死に練習を無理に続け、その結果体を痛めてしまい、そのスポーツを続けられなくなった。」
このように、完璧主義的思考がもたらす「~しすぎ」の影響のせいで、もし何かにチャレンジしたとしても、それを継続することが不可能になってしまうことが、とても多くあったのです。
それ以前に、「どのようにしたら完璧になるか」を前もって考えすぎて、何かにチャレンジする事自体に、恐怖を覚える事すらありました。
車の安全装置の製造のように、「何があっても完璧を追求し続けなければならない」業種もあると思いますし、「完璧を追い求めて努力をする」ことは大切なことだとは思います。
しかし、今になると、私にとって一番大切だったのは、「~しすぎない程度の継続可能な努力をすること」だったように感じます。
もし私が御社で働くことができたなら、人一倍の努力をするつもりではいますが、「完璧主義だけは卒業してから初出社したい」と思います。