インキャなわたしが明るくなった話
実はわたし、小学校の頃までは明るくなかったんです。どっちかというと静かなほうで、クラスでも端っこにいるような、いわゆるインキャってやつでした。
休み時間や学校終わりに遊ぶ時も漫画や男の子がやるようなゲームが好きな子と家の中で遊んでいました。
別にその頃までは静かなインキャでも毎日楽しく過ごしていたんです。
自分が変わらなきゃ行けないと思ったのは、中学入学してからです。
わたしの中学校は、小学校が真隣にあり、なんなら小学校の音楽の授業は中学校の校舎にある音楽室を使っていたため、小中一貫校のような感じでした。
わたしが小学生のころから知っている先輩たちもみんなその中学にいたので、入学したとしても今までと変わらないだろうとその時までは思っていました。
部活に必ず入らなければならなかったので、兄と同じテニス部に入部しました。
すると知っていた先輩たちからのいじめが始まったのです。
理不尽にサーブを当てられたり、夏でも水分補給、休憩なし、冬では12月末まで半袖半ズボンでやらされました。
先輩たちの機嫌を取らなければいけなかったり、先輩たちがラケットを振る以外のことは全てやらされました。
こうなるともう根暗でいると先輩のいじめの標的にはなりかねない、変わらなきゃ行けないと思いはじめました。
先輩の前ではニコニコ、ハイハイといい顔をするようになりました。
これが習慣づくと周りの人たちからは「明るくなった」「接しやすい」と言われるようになり、結果的に人付き合いが良くなりました。
今思うと、この先輩からのいじめがなければ今の明るいわたしにはなれなかったと思います。
辛かったあの頃も悪くないなと思うようになりました。