正しい責任感とは何か
私の短所は、変に責任感が強すぎたことです。
私は高校時代、運動会実行委員長を任され、運動会全体の運営に携わる機会に恵まれました。とても責任のある仕事なので、心してかかろうと息巻いていました。
しかし、準備の過程で、学校の生徒会予算上の金銭トラブルや備品の不足など、さまざまな想定外の出来事が起こり、そのたびに責任を感じ、落ち込んでいました。そのせいで周囲にも迷惑をかけてしまいました。資料の作成や確認も、実行委員長である自身がすべて行うべきなのではないかという強迫観念を抱いてしまい、他人に仕事を割り振るという発想が思い浮かばず、結局仕事を抱えすぎてつぶれてしまいました。
見かねた幹部仲間が、仕事全体を委員会で提示し、複数人で協力すべきだと提案してくれたおかげで、自身の勘違いに気付くことができ、最終的に周囲の人々の支えもあって無事に運動会を終えることができました。
この貴重な経験を通して、一人の力の限界を思い知らされました。また、責任感とは、一人で全てを担おうとすることではなく、自身の能力を客観的に把握し、それをいかに全体の運営に生かせるかを考え、実行することだという結論を得るに至りました。
この経験を踏まえ、御社では、適切な責任能力を果たし、御社と地域の発展に貢献できると自負しております。