相手が本当に求めていることへの理解が遅い
私の短所は、おせっかいなところであると言えます。
学生時代に、障害のある人の家に訪問し、介護を行うアルバイトを行っていました。
基本的に介助を行うこととしては、食事の準備や後片付け、トイレやお風呂・衣服の着脱時の補助、起床時に身体を起こす、
買い物などに出掛ける際に、車椅子を押す、といった内容でした。
相手に頼まれたことに従って行動することがほとんどでしたが、
私はつい気を回しすぎて、例えば先回りして着替えの服の準備をする等、頼まれる前に動いてしまった時がありました。
良かれと思って行ったことでしたが、相手側には、
「私のことを、障害者だからって何でも補助してあげないと何も出来ない、とは思わないでほしい。
私だって自尊心がある。自分で出来ることは自分でする。自分の服くらい自分で選ぶ。
先回りしてくれるのはありがたいけれど、これからはこちらから頼んだことにだけ対応してほしい。」
と思われていたなんて、全く想像もしていませんでした。
単に親切を押し付けるのではなく、相手の心の内を思いやり、
本当に求められていることに誠実に応えていくことが大切だと、この時に学びました。
以後、必ず相手には、「今○○することが必要ならば、すぐにでもやらせていただきますが、いかがでしょうか？」と必ず
事前に確認をするように心掛けています。