他人の心情を気にしないことがある
私は、数学や自然科学、技術といった分野が好きです。それらによって解明できないこと、実現できないことが多々あるのも承知していますが、それでもそれらは基本的に合理的で、「こうなればこうなる」「これ以上はわかっていない」という論理が明確になっています。
一方で私は、「あの人があの人のことを好きだ(嫌いだ)」「あの人は喜んでいる(怒っている)」といった人間の感情に、ちょっと鈍いところがあるようです。これまでにも、人から聞いてそういうことを知って驚いたり、知らぬ間に誰かを傷つけたり怒らせたり、逆に知らぬ間に好感を抱かれたりしていることが、珍しくないのです。
極端にいうと、人間への関心が、他の人よりも薄いのだと思います。もちろん、ないわけではありませんし、人に嫌われたいとか、人を怒らせたいなどと思っているわけでもありません。ただ、それを気にする程度が、人よりもちょっと薄いのだと思います。そしてその分、数学や自然科学、技術といった分野への関心や熱意があるのだと、自己評価しています。