吹奏楽部での学生合同演奏会の企画・運営経験
私は学生時代、吹奏楽部に所属しており、その部活動に最も力を入れておりました。
4年間所属しておりましたが、その中で特に力を入れた活動は関西の学生合同での演奏会の企画と運営でした。
関西の学生合同演奏会は20以上の大学から参加者を募って毎年開催している大きな演奏会ですが、企画と運営は学生にて全て行い、約一年前から準備を行います。
私は四回生で最後になる合同演奏会のメインステージの企画リーダーを自ら立候補して担当しました。
ステージ内容は毎年一から企画する必要があり、ステージの構成を考え、曲目と各大学の学生への出演依頼、出演者選定、客演指揮者としてプロの音楽家への出演交渉も行いました。
当時吹奏楽部に所属する学生に人気のあるステージでしたので、出演希望者も多く、人数の絞込みが必要で、一人一人の応募用紙の内容を見ながら選定をするのですが、特にお断りしないといけない場合に、各大学への連絡に苦労しました。
プロの音楽家にも直接連絡を取って出演交渉するので、緊張もしましたし、スケジュールが空いていてもうまく趣旨を伝えないと成立しないので、交渉が難しいことが多くありましたが、こうした経験は普通に演奏者の立場で部活動をしているだけでは得られないものでしたので、大変良い経験になりました。
普段活動を共にしている同じ大学のメンバーではなく、一時的に集まった100人近い学生メンバーを束ねて、毎回各大学に練習場所確保の協力も得ながら本番に向けて進めていった経験は本当に大きなものでした。
失敗もありましたが、一つの目標を決めてそれをリードしていくには、その熱意を相手にどれだけ伝えて、思いをどれだけうまく共有できるかが大切だと学ぶことができました。
今後社会人としてチームで仕事をしていく上で、貴重な経験ができたと考えており、熱意を持って周りを引っ張ることができるリーダーとなって社会人としても活躍したいです。