主張しすぎないことの意味
私自身、強いこだわりがあまりないためか、流されやすい傾向が若干あります。
押しに弱い部分も同じで、つい相手の意見を尊重するあまり「自分がない」「個性が薄い」とのお言葉をいただく場面があります。
正直なところ、人の気持ちを考えすぎてしまうのは空気が悪くなってしまうことに抵抗があるからです。
皆が皆にとって平等であって欲しいという私の願いは隣人を愛することが平和への第一歩だと考えるからです。
また、中国の故事に「水は高きより低きに流れ」という一節があります。
これは老子の考えに起因するところで、水は自己を主張せず、低きへ低きへと下る、という様子を指す言葉で、いつまで謙虚にいることの大切さについて深く感銘を受けたからです。
ただ、相手のことばかりを優先することが本人のためになる訳ではないのでそれをはき違えないように注意しています。