つい時間を忘れて後輩の面倒を見てしまうこともあります
大学4年になり研究室に配属されるようになると、周りは大学院生や先生ばかりで一番若い立場になるのですが、次の年に大学院の1年(M1と呼びます)になれば、それに続く後輩が入ってきます。
彼ら彼女らに研究の進め方や大学院試験の対策などについて教えてあげる立場になるのですが、一人っ子育ちの私にとっては弟や妹のようなもので新鮮でもあり、慕ってくれる後輩の面倒を見るのについ自分の時間を使いすぎてしまうこともありました。
私は男ですが、料理も少し出来るせいか、後輩からは冗談めいて「お母さん」と呼ばれることもありました。進んで私の実験などを手伝ってくれましたし、先生や先輩だけでなく、後輩達の力添えで無事卒業出来たなと思っています。各々卒業後は外資系企業に行く者、大学に残る者、就職した者と居ますが、年に1度は時間を見つけて会うようにしています。