粘り強く寄り添う事
楽器修理業務に従事しておりましたが、楽器の修理とは、些細なミスも許されません。
特にプロ相手に修理をする場合、どんな小さなミスでもそれは見抜かれてしまいますし、彼らの要望に応えることができなければ次からは来てもらえません。
彼らに満足してもらうには、特に初めての人に対応する時は、彼らが何を望んでいるかを聞き出し、それを具体的に形にする応用力が問われます。
何度も何度も修理しては確認してもらうことを粘り強く繰り返し、やっと納得いくものに仕上げることができた時は本当にうれしいものです。
一度OKが出ても、次の日に「やはり、何かが違う。もう一回やってくれ」と言われることもあります。
その度に、根気強く彼らの願いに寄り添って仕事をしておりました。